高血圧が運動療法で改善される仕組み
高血圧を改善したい方に推奨される有酸素運動には、ウォーキング・サイクリング・水中歩行の他に、太極拳や社交ダンス、ラジオ体操などがあります。
いずれも、とくに息切れするほど激しい運動ではないので安心してできます。 有酸素運動を行うと、自然に血圧が下がってきます。有酸素運動による軽い運動を継続して行うと、体内にドーパミンなどの血圧を下げる作用をする物質が増えてきます。これが高血圧が改善される仕組みです。
とくに、血圧降圧薬を飲んでいなくても、薬に含まれている成分と同じような効果がもたらされます。有酸素運動の中では、ウォーキングがとくにおすすめですが、その理由は、いつでもどこでも時間があればできることと、わたしたちのふだんの生活習慣の中で、歩くことがごく自然に行われているからです。
ウォーキングの基本は、腕や足の動きを意識して大きく振って歩幅を広くすること、胸を張ってリズミカルに歩くことです。体の血行がよくなり、血液循環とともにリンパの流れもよくなります。
自然に尿の排出量も増えて、血液中の水分量のバランスがよくなるので、心臓から送り出される血液量もちょうどよく調整され、血管にかかる圧力が自然に下がってきます。 つまり、心臓にも血管にも余分な負荷がかかることなく、高血圧の原因のひとつとされるナトリウム成分も減少して、高血圧の予防と改善効果が期待できます。
